2011年4月7日木曜日

浜下り(旧暦3月3日)


 海とともに生きる私たちの島、与論島は月の暦に従います。島の大切な行事は今も太陰暦、即ち旧暦によって決められます。

 そして今年は45日、旧暦33日に「浜下り」と言う新生児の誕生祝いを兼ねた潮干狩りが行われました。その日は海開きの日でもあります。家族・親族・近隣併せて島中がご馳走を用意して潮干狩りへ行きますが、新生児が居る家では男子にはティル(魚を入れるビク)を女子にはソィガマ(ざる)を持たせて波打ち際に足をさらし、健康に育つよう願います。
足を海水つけた瞬間!
 その後、潮干狩りの獲物なども料理して酒宴を行うのですが、とてもアットホームな雰囲気で誰でもウェルカム状態になります。
たくさんの家族が集まっていました!

 与論B&Gスタッフ池田の息子も今年は山野さんに作ってもらった、ワラジをはかせ、ティルを腰に巻いて浜下りの儀式。海水に足をつけて泣くかなと不安でしたが、泣くこともなくとても堂々としていました。大きくなって、一緒に海遊びするのが楽しみです!
採った獲物をティルへ!

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